村野藤吾 建築とインテリア ひとをつくる空間の美学

yoblog2008-08-24



ひさしぶりに松下電工の汐留ミュージアムまで行ってきました。


DOCOMOMO100選展 - yoblog←この時ぶりかな。


開館期間 : 2008年8月2日(土)〜2008年10月26日(日)
主催・会場 : 松下電工 汐留ミュージアム

ヒューマニズムを基調とする独創性に富んだ作風を特徴とし、近代日本の建築界でつねに重要な位置を占めてきた村野藤吾(1891-1984)。戦前の先駆的なモダン・デザインから大胆な造形と繊細な表現で注目を集めた戦後の数々の作品まで、村野藤吾は絶えず自在にスタイルを操り、都市の顔をつくり続けました。

 もっとも、彼の建築へのアプローチ、美意識、そして信念が凝縮してあらわれているのはインテリア空間ともいえるでしょう。戦争直前に手がけた艤装(ぎそう)から、海底を思わせる幻想的な劇場空間、もてなしの心に満ちたホテルの客室や茶室まで、いずれも一見気づかないところまで深く考え抜かれたディテールと、職人たちの細やかな手仕事によって、魅力的な空間がつくり出されています。また、そこで出会う家具やファブリックなども全て建築家自身によってデザインされ、ときにはちょっとした遊び心を交えながら、使うひとの情緒に働きかけます。そして遺された図面や模型からは、建築家とスタッフ、また職人たちとの間で繰り返し練り直された意匠の制作過程がうかがわれます。さらには自邸の庭と最晩年の谷村美術館に建築家の内なる世界の反映を見て、展覧会をしめくくります。

 本展は図面、写真、模型、家具などから村野藤吾の建築とそのインテリアを展覧します。また初の試みとして、戦争で幻と消えた客船のインテリアを3DCG 映像によって再現します。加えてスケッチ帳や日記、記録写真や建築経済に関する研究資料などから、その活動と幅広い思考の一端をご覧いただけるでしょう。


じつは、あんまり予備知識なしで見に行ったんだけれども、村野さんすごいね。


なんか図面にかわいい動物がいたり


矩計図が詰め込み過ぎでいろんなパーツがかぶって書いてあったり、


むしろ図面がスケッチ状態だったし



日生劇場には小学生の頃に演劇かなにか見に行った記憶はあり。でも、また見に行きたいなぁ。
新高輪のプリンスホテルは、近くにこんなに贅沢な空間があるの知らなかったよ。多分、泊まることはないんだろうけど。
箱根プリンスにある馬の照明がかわいい!
↓ここに写真あった。
http://homepage2.nifty.com/kijima-a/gallery/other/mulano1/mulano1.html



谷村美術館も行ってみたいなぁ。空間作りがすごい。

点景の演出―照明・家具・建具 (村野藤吾のデザイン・エッセンス)

点景の演出―照明・家具・建具 (村野藤吾のデザイン・エッセンス)

動線の美学―階段・手摺・通路 (村野藤吾のデザイン・エッセンス)

動線の美学―階段・手摺・通路 (村野藤吾のデザイン・エッセンス)