国立新美術館

yoblog2006-01-11

(プロジェクト名:新国立美術展示施設(ナショナル・ギャラリー))


設計 黒川紀章・日本設計共同体
竣工 2006年
住所 東京都港区六本木7丁目


http://www.nact.jp/
http://www.bunka.go.jp/shinbi/
http://www.kisho.co.jp/WorksAndProjects/Works/ng/index-j.html


もうすぐ完成するというのに、なんだか認知度がやたら低い美術館。
ものすごい税金がかかっていそうだけど、どんな展示がされるか期待して待ってます。

国立新美術館の延床面積は45000㎡で、日本最大の規模となる。
しかし、国立新美術館はいわゆる収蔵品を収集する美術館ではなく、公募展や企画展のためのギャラリーである。
日本で最大の美術団体は日展(The Japan Fine Arts Exhibition)であるが、毎年の公募展には約12000点を超える公募作品が集まり、その作品が5つ以上の展示ブロック(各2000㎡)合計10000㎡を使って展示される。
このような公募展の審査は、地下の作品搬入場所において流れ作業で実施され、入選作品のみが選別されてそのままリフトで各展示ブロックへ運ばれて展示される。
中小の美術団体の公募展は、1つの展示ブロックを使って開催されることが多く、その場合には、地下のそれぞれの搬入トラックより同時進行で審査、選別、保管、展示されるよう機能的に計画されている。
1つの展示ブロックは、更に、細かく分割間仕切りすることも可能である。
このようなスーパー・ファンクショナル施設は、世界にも存在しないもので、巨大展示機械と呼んでもよいものである。

この機械的な展示スペースに対抗するかのようにつくられているのが機械に対する3次元的な自由の表現である。 波打つ透明なファサ−ドをもつアトリウムである。
アトリウムは街並みの一部として六本木エリアのダウンタウンと連続し、夜遅くまで人々で賑わうだろう。
周囲の樹木が成長すると、このアトリウムは森に囲まれたパブリック・スペースとなる。ここには、2つの逆立コーンがあり、その上部がレストランやカフェとなる。



ところで、乃木坂トンネルって、なんで橋の上のにトンネルになってるんだろう。
橋上トンネルってゆーの?
トンネルの上には太陽光発電パネルが貼り付けてあるらしいけど、まさかそれだけのため?